第14回 「豪華サンドイッチ」〜NHKドラマ:新渡戸稲造の実現に向けて〜

 「第9回青葉城記念 がん哲学外来メディカルカフェ in 仙台」(東北労災病院において)で、講演『もしかしたらこの時の為〜 人生のピンチヒッター 〜』の機会が与えられた。遠路大阪をはじめ、県外からの参加者もあり、大変充実した時であった。懇親会では、「豪華サンドイッチ」を食べながら、Svenson のスタップの皆様、患者、市民、東北労災病院の医師・医療者の方との楽しい会話で、大いに盛り上がった。仙台市、登米市の患者・市民によって「仙台〜登米街道」に、「がん哲学外来メディカルカフェ」が開設される予感がする。東北労災病院の心優しい医師丹田 先生、野村良平 先生の配慮には、大いに感激した。

 第10回岩手県がんフォーラム『輝くいのちとともに 〜 がんと共に歩む人生へのヒント 〜』(岩手医科大学において)に赴いた。趣旨には、「本フォーラムでは、がん治療の最先端で永年活躍され『患者中心の医療』の発展に尽力してきた医師らを招き、患者や家族との対話経験から、がんとともに歩む人々の心を支える『言葉の処方箋』をお届けします」と記載されていた。大いに感動した。
 望月 泉 岩手県立中央病院長の座長のもと、堀田知光 国立がん研究センター名誉総長の基調講演『がんなっても人生は続く〜より充実したサバイバーシップのために〜』、柏木哲夫 淀川キリスト教病院理事長の基調講演『いのちに寄りそうケア』、そして筆者の基調講演のタイトルは『がん教育と新渡戸稲造〜病気であっても、病人ではない〜』であった。格調高い、お二人の講演に挟まれて、まさに、「豪華サンドイッチ」の心境であった。人生の忘れ得ぬ想い出となった。

 第2部のパネルディスカッション『「がん疾患の様々な段階における心を支えるヒントとは」〜 診断期、治療期、療養期、旅立ち、それから〜』では、木村祐輔 岩手医科大学医学部緩和医療科特任教授の座長のもと、第1部の基調講演者に加え、望月 泉先生、杉山 徹 岩手医科大学附属病院長も登壇され、大変「純度の高い 新鮮な学びの時」であった。日々勉強である。木村先生、望月先生、杉山先生との盛岡駅前での夕食会では、来年のお二人の先生の『定年退職記念シンポ〜NHKドラマ:新渡戸稲造の実現に向けて』の企画が、ユーモアに決定された。





このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜