第25回 『がん哲学〜「命の門番」〜』 〜 気づく・ねぎらう・つなげる・見守る 〜
ラジオNIKKEI「大人のラジオ がん哲学学校」に出演した。今回は、来月3月が、『 自殺対策強化』ということで、“いのち”についてがテーマであった。認定NPO法人「東京多摩いのちの電話」 理事長、一般社団法人「日本いのちの電話連盟」理事・事務局長、 NPO法人「日本小児がん研究グループ」、昭和音楽大学教授・ 一般社団法人「アーツスプレッド」代表理事、厚生労働省自殺対策推進室からの参加があり、大変、有意義な番組であった。 小児がんで息子さんを亡くされた、お母様のお話、その息子さんが、 作曲された『空の青いとり』、ゲートキーパーの普及・ 広報を担当されている厚生労働省の方の作の絵本『 しあわせのクローバー』の朗読には、大いに感動した。 ゲートキーパーの活動は、「変化に気づく」・「耳に傾け ねぎらう」・「支援先に つなげる」・「温かく見守る」であり、まさに『命の門番』である。「がん教育」 のテーマである。今度、シンポジウム『がん哲学〜「命の門番」〜 』が、企画される予感がした。
がん診療連携拠点病院機能強化事業「がん市民公開講座『 がん患者』と『医療者』のすきま を埋めるために何ができるか」シンポジウム〜「こころ」に寄り添う医療とは 〜(国立病院機構沼田病院に於いて)に赴いた。副看護部長の総合司会の下、 病院長の『開会の辞』、筆者は、総合診療部長の座長による 基調講演『〜そこにいるだけで価値ある存在〜』の機会が与えられた。
筆者は、上毛カルタの『新島襄・内村鑑三』についても触れた。 第2部は、副院長 &地域医療連携係長の座長の下、患者代表・クリック院長・ 診療所院長・緩和ケア認定看護師・薬剤師・理学療法士・ 医療社会事業専門員による、パネルデイスカッションが、 企画された。皆様の熱心な、真摯な、発表には、大いに感激した。 看護部長の「閉会の辞」で、シンポジウムは終了した。 多数の市民・患者の参加者があり、充実した時であった。 医療提言の日本発信となろう。
新幹線の中で、新渡戸稲造の温もりを感じ育った神谷美恵子の『 生きがいについて』を静思した。『同じ条件の中にいても、 あるひとは生きがいが感じられなくて悩み、あるひとは 生きるよろこびにあふれている。このちがいはどこから来るのであろうか』(神谷美恵子)は、「がん哲学外来」 の原点でもある。
がん診療連携拠点病院機能強化事業「がん市民公開講座『
筆者は、上毛カルタの『新島襄・内村鑑三』についても触れた。
新幹線の中で、新渡戸稲造の温もりを感じ育った神谷美恵子の『