第36回 「がん哲学外来・カフェ」〜 歴史と歴史上の人物の学びの 具象的なテーマ 〜

 「2018まちなかメディカルカフェ in 宇都宮5周年記念講演会」(栃木県総合文化センターに於いて)に赴いた。第1部は、傾聴移動喫茶カフェ・デ・モンク マスターの金田諦應先生(住職)の講演『物語を生むチカラ』、筆者の『存在に価値がある〜個性を引き出す〜』、そして、『休憩・笑いヨガ』、第2部は、司会:粕田晴之先生(済生会宇都宮病院緩和ケア医師)、大竹伸子 先生(栃木県立栃木女子高校教諭)による「パネルディスカッション 〜 いのちを背負って〜」が企画され、羽石洋子 先生(済生会宇都宮病院訪問看護ステーションほっと管理者)、村井邦彦 先生(村井クリニック院長)、平林かおる先生(栃木県がんセンター病理診断科医師、まちなかメディカルカフェ in 宇都宮代表)が登壇された。会場は多数の参加者で、大いに盛り上がった。翌日の下野新聞(2018年4月23日付)には、大きく記事が掲載されたようである。

 第21回「がん哲学外来 矢内原忠雄記念本郷通りカフェ」(ゆい訪問看護ステーションに於いて)に赴いた。大変、密度の高い、有意義な時であった。愛知県知多郡からの参加者もおられた。筆者は、高校生時代に、親戚の住む知多郡を訪問したことが、走馬燈の如く甦って来た。また、東本願寺の住職も参加されていたのは、驚きであった。若き日、故郷の島根県出雲市鵜峠で、鎌倉時代に書かれた『歎異抄』(たんにしょう)を、熟読したものである。作者は、親鸞の弟子である唯円とされる。「親鸞死後に浄土真宗の教団内に湧き上がった異義・異端を嘆いたものである。」と謳われている。「親鸞記念がん哲学外来・カフェ in 本願寺」の開設の予感がする。「吉田松陰記念 がん哲学外来・カフェ」/「渋沢栄一記念がん哲学外来・カフェ」の代表も参加されていた。「がん哲学外来・カフェ」は、歴史と歴史上の人物の学びの 具象的なテーマにもなろう。

 南原繁研究会の編集委員会(学士会館に於いて)に出席した。昨年の第14回シンポジウムの、製本化の確認である。筆者の文章は、『切れ目のない努力こそ』である。まさに、人生は、『不連続の連続』である。これこそ、新渡戸稲造の言うところの「ビジョン」が、人知・思いを超えて進展していく、『進歩の要件』であろう。世界の動向を見極めつつ歴史を通して 今を見ていく「真の国際人」出でよ!!



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